手術時の用語について説明します

○単純結節縫合 :非吸収糸使用=抜糸あり

○皮内縫合 :吸収糸使用=抜糸なし
CBC検査 :血液の細胞成分である赤血球・白血球・血小板を調べる事により異常を検出
        赤血球系の検査で貧血(溶血、出血、造血など)のチェック
        白血球系の検査で感染(急性、慢性)や炎症などのチェック
        異常な血球がある場合は、血球の主な生産部位である骨髄を穿刺し調べる事で
        より正確な状況を把握する事が出来る

生化学検査:血液中の成分を調べる事により、色々な臓器に異常があるかを間接的に調べる
        肝機能(ALT=GPT、AST=GOT、ALP、T−Bill、ALBなど)
        腎機能(BUN、CRE、ALB、Ca、IPなど)
        膵機能(Glu、AMYL、LIPなど)
        内分泌機能(副腎皮質、甲状腺、上皮小体、性腺など)

血液凝固能検査:ACT(全血活性凝固時間)を測定できる試験管を使用することで、
           血小板と第7因子以外の異常をチェックする事が出来る。
X線検査  :各臓器の位置や大きさを把握し、異常があるかどうかをチェック
        X線上では、堅いものほど白く写り(骨>心臓・肝臓などの臓器)
        気管・や肺など空気を含む臓器は黒く写る
  
超音波検査:各臓器の大きさや内部の構造に異常があるかどうかチェック 
        肝臓、脾臓など組織の間に血液が富む臓器は白っぽく映り、
        心臓や膀胱などは、心房室や膀胱壁は周囲が白く、中の血液や尿は黒く映る
        超音波上では骨や気管・肺は映らない


※頭蓋内・脊髄の腫瘍や体腔の腫瘍では、、X線CTやMRI検査の方が情報を多く得られる

○術前検査 : 不妊手術の場合下記の中でCBC検査として赤血球容積(PCV)による貧血や脱水、
          生化学検査として、麻酔などの薬剤排泄に関わる肝・腎機能、血糖値、血漿タンパク
          そしてACT試験管を使った血液凝固能チェックを一般的に行っていおります。          

当院では無菌性肉芽種を予防する目的で、大きな血管の結擦には吸収糸か医療用の鋼線を用いています。 閉腹時にも異種蛋白の含まない合成吸収糸を用い術後の反応を最小限にする努力をしております。
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