○マイクロチップとは?
専用のリーダーを埋没部位にかざす事により、リーダーから発信される電波が、チップ内に
電力を発生させる事により、15桁のナンバーデータ電波を発信する仕組みとなっている。
チップ本体には電池は不要であり、少なくとも30年程度は耐用するように設計されており
今のところ、それに対しての副作用などの報告はありません。
現在当院で使用しているチップはデジタルエンジェル社制のライフチップバイオサーモで
チップ内に温度センサーを内蔵しているので、読み取り時に体温も測定することが出来ます。
チップは哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類などに埋没可能です。
一般的には犬では生後2週齢以上、猫では4週齢以上で可能です。
動物管理愛護法に規定されているペットの所有者の確認が出来ます
所有者の確認が出来ることにより、捨て犬・捨て猫などの防止になります
迷子や盗難、災害など、いざと言う時に身元確認を取ることが出来ます
ISO規格に準じているので、海外渡航時にはペットのパスポートのように使用できます
現在、日本に犬・猫を持ち込む場合には
チップを埋め込んだ上での狂犬病予防接種、
および抗体価測定が義務付けられています。
詳しくはこちらをご覧下さい。
大きさは直径2mm、長さ12mm〜13.5mmの
円筒形で、材質は生体適合ガラスと体内移動防止用の
ポリプロピレンにより覆われています。
○マイクロチップの大きさと材質
写真:大日本住友製薬提供